芸は身を助ける
私は6才~16才までの10年間、ピアノを習っていました。
ピアノをやめてからは弾く機会も少なくなり、今はレパートリーと呼べそうな曲もありません。
習い始めたきっかけは、母がオルガンを買ってきて私にやらせたんだそうです。なんでも母自身がピアノを弾くことにあこがれていたらしく、自分ができなかったことを子どもにやらせようと思ったとのことでした。
ところが、習っていた当の本人がこのことを知ったのはつい最近です。私が「ピアノをやめたい」と言い出すと、いつも決まって母に「あんたが習いたいって言い出したんだから最後までやんなさい」と言われていました。だから、自分から言い出してピアノをやり出したんだと思ってました。
小学校の頃は「男の癖にピアノやってるなんて女みたいだ」と友達に言われ、それが嫌でしかたがなかったですね。その頃はどーしてもピアノを弾くことが好きになれませんでした。
中学生になるとピアノが弾けるという理由で文化祭の合唱コンクールの伴奏を3年連続でしました。3年の時には途中で指が止まってしまい、同級生に迷惑をかけてしまいました。そのときの気持ちは今でも忘れられないです。あのときの仲間には申し訳ない気持ちでいっぱいです・・・。
ただ、今になって思うと、ピアノをやっていてよかったな~と思うんです。
田舎の中学校だったんで、ピアノをやっている男子なんてほとんどいませんでした。合唱の伴奏を男子が担当するということはとても目立つ要素になりました。
合唱の伴奏をやったおかげで、それまで声をかけられたことのない同級生に声をかけられたりしました。おかげで、中学時代の友人は私にとってかけがえのない存在になっています。
「芸は身を助ける」
芸に限らず、人と少し違う何かを形にして表現できるということは、人とコミュニケーションをとる上で非常に重要な要素になるということだと思います。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)




最近のコメント